Le Chevalier du Lion d'Or

ル・シュバリエ・デュ・リオンドールで起こる日々の出来事・・・
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メイド長の徹底


シワも汚れもない、真っ白なシーツ

…を洗濯したばかりのシーツに交換する。


今週末には、エミール様が帰省される。

エミール様が此方のお部屋でゆっくりとくつろげるよう、
埃一つ無いようにしっかり掃除もしなくては。


アメリアが

『エミール様のベッド、フッカフカ〜♪』

なんてサボっていたら大変だわ。

ベッドメイキングも、念のためきちんとやっておかないと。


…ふぅ。

床も、棚も、調度品も、窓も、これで完璧ね。


とはいえ。

何かあってはいけないわ。

明日はティルダに此方のお部屋の掃除をして貰いましょう。



…って、この音は……!?


アメリア!?

箒を振り回すんじゃ……ちょっ…


廊下を走るんじゃありませーん!!
 
| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 15:00 | comments(0) | - |
Let's....!!


失礼致します、アルヴァ様。

お茶をお持ち致しまし……




アルヴァ様?




はい、本日のおやつはアップルパイですが…




え?いらない?

ですが……




はい、かしこまりました。

それでは失礼致しま…




はい、如何致しましたか?




え?

ダイエット……ですか?




そうですね…

やはり、運動するのが一番ではないかと…




いえ、経験はありませんが…




そうですね……

腹筋運動…とか……でしょうか…?




え、さっそく、ですか?








………あの…


大丈夫ですか…?




もし宜しければ、私がお手伝い致します、アルヴァ様。

| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 13:00 | comments(0) | - |
メイド長の苦労


広いお屋敷にある沢山の部屋

その一つ一つに塵埃一つない様に

丁寧に でも素早く掃除をして


染み一つ残らない様に

シーツやお洋服を洗濯して


時計を見ながらお茶の準備を始めて……



そう、アルヴァ様のお茶の準備



アルヴァ様が学園から帰っていらしてから

やはりこのお屋敷の中は活気づいた気がする



アルヴァ様のヘンリーさんを呼ぶ声が聴こえると

何だか安心してしまう




旦那様が亡くなられて…


ダニエル様が別邸に移られて

クライド様がリオンドールに戻られなくなって



お仕えする方がいらっしゃらなくなってしまったお屋敷は

何だか寂しくて…




アルヴァ様とご一緒にエミール様も帰省されていたなら

もう少し違っていたのかもしれないけれど…


エミール様は、こちらには戻らずに

別のお屋敷で休暇を過ごされていると…



元気でいらっしゃるかしら…


そのお屋敷にもダージリンを上手に淹れられるメイドは居るかしら…

エミール様は本がお好きだから、

書斎も解放して下さってると良いのだけれど…


いいえ

エミール様をバックアップして下さる方のお屋敷なのだから

きっと最高の使用人たちが揃っているに違いないわ




それに比べて……



……


メーベルッ お屋敷の廊下をスキップしない!


アメリアッ 変な歌を歌わないでちょうだい!!


ヨアンッ 壁にもたれかからない!!


ヒューイッ 瓶は丁寧に運んでっていつも言っ……



もうっ!!



もっと真剣に働きなさーい!!!!

| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 15:00 | comments(0) | - |
メイド長の興味


 お屋敷に届いた手紙の束を、宛先ごとに仕分ける。


これがダニエル様宛て。

こちらはクライド様。

これはダニエル様で…、これは旦那様。

これはダニエル様…、これもダニエル様。


ダニエル様宛てのお手紙が多いのは、
ご公務を率先してこなしてらっしゃるからなのかもしれないわね。

元々ダニエル様が旦那様のご公務をお手伝いしていたのは知っていたけど、
最近旦那様は体調が優れなくてお部屋にいらっしゃる事が多い。

お部屋に入る事も断られてしまって、
お掃除もシーツの取り替えも出来ない事だってしばしば…。


あら…?

この手紙は……コナーさん宛て…?

やっぱり。

差出人の名前は書いてないけれど、この封筒、封蝋、宛名の文字は見覚えがあるもの。

そういえば、彼がこのお屋敷に来てからの一年半、
二週間に一度は必ず彼宛の手紙を見ている気がする…。

使用人宛の手紙なんてあまり見ないから、物珍しさですっかり覚えてしまった。

心配性のお母様か、はたまた寂しがり屋の恋人なのか…。

メーベルじゃないけれど、余計な詮索をしたくなってしまう。


…よし。

これで、今日届いたお手紙は全部仕分け終わったわね。

まずは旦那様にお届けに行きましょう。

| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 00:09 | comments(0) | - |
メイド長の悩み
 

ワインセラーって、寒いし薄暗くて苦手なのよね…。



『来月のパーティーで、お客様にお出しするワインが揃ってるか確認を』


………ってヘンリーさんに言われたは良いけど…。

これってメイドの仕事かしら?

こういう仕事って、執事や従僕の仕事だと思ってたわ。

もしも私が男に産まれていて、父の仕事を継いでいたら、こういうお仕事を専門的にやったのかしら。


……ふふっ、『もしも』なんて、あるわけないのに…。

ちょっと感傷的になり過ぎかしら?

父の仕事を見ていたけれど、いつも長男様の気まぐれや三男様のイタズラ、
それに次女様の奔放さに振り回されていたような記憶しかないのよね。

そう考えるとドーソン伯爵家の皆様は手がかからないのかも…。


……いえ、そうでもないわね!

アメリアが泣きついて来るから何かと思ったら、クライド様のジャケット!

お酒と煙草と香水の匂いが取れなくて大変だったわ!

朝から晩まで遊びまわるのは結構だけれど、ジャケットに染みや匂いをつけて帰られるのは大いに困るわ!

時には女性の口紅と思しき物だって付いてるし…。

ああいうのは…ちょっと……


考え事をしてたらあっと言う間ね。

確認も終わったし、早くセラーから出ましょう。




……

………


あれは……、コナーさん?

あんな所で何をしてるのかしら?

コナーさんと言えば、お手紙を仕分ける時によくコナーさん宛のお手紙があるのよね。

ご両親やご兄弟からかと思って訊いてみた事があったんだけど、うまくはぐらかされてしまって…。

恋人でもいるのかしら。


……いけない!

早くヘンリーさんに報告に行かなくちゃ!

マリカさんに頼んでおいた応接間の掃除、ちゃんとやっておいてくれたかしら…!

ああ、忙しい!
| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 02:22 | comments(0) | - |
メイド長の意表


 あら、ヘンリーさん。
どうなさったんですか?

……………え?
それはもう少し先のお話だったのでは…?

…そうですか……。

あ、いえ…何でもありません…。
かしこまりました。



……………参ったわ。
例の新しいメイド、今週の土曜日から来る事になったのね…。
先方の都合だし、仕方のない事だけれど…。
今週末はちょうどアルヴァ様とエミール様が帰省される事になっているのに…。
困ったわね…。

パーティーの準備もあるし、私も決して暇ではないのよね…。
ドーソン伯爵家での振る舞いをきちんと教えておきたかったのに…。


そうね、アメリアに教育係をお願いしましょう。
歳も一つ違うだけみたいだし、新しい子もすぐ馴染んでくれると有難いわ。

アメリアの方が教わる事が多い…、なんて事にならなければ良いんだけど…。
| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 07:19 | comments(0) | - |
メイド長の仕事


さてと…。
朝の仕事は一通り終わったかしら…。

今週末には、学園からアルヴァ様とエミール様がお戻りになるから、
お部屋のお掃除もきちんとしておかなくちゃ。
こちらはメーベルが張り切っているし……任せても大丈夫よね。

心配なのはアメリアだわ。
今度、ヴェルニエ伯爵家からのご紹介で新しくメイドが来るって言うのに、
相変わらず落ち着きがないし…。
この間も、クライド様に届けるはずのお手紙をダニエル様に間違ってお渡ししてしまうし…。
旦那様に気付かずに、廊下で調子外れな鼻歌を歌ってた時は流石に肝が冷えたわ…。
新しい子の前で、先輩としてちゃんと振る舞えるのかしら…。
あのヴェルニエ伯爵家から来るんですもの。
しっかり教育された、優秀なメイドに違いないわ。
引けを取らないよう、今からでもアメリアにはしっかり教育をしておかなくちゃ!

せっかくアルヴァ様とエミール様が帰省されるんだし、
ヘンリーさんに許可を頂いて新しく紅茶を取り寄せてみようかしら…。
| メイド長 ナオミ・ザンドラ・ユーイング | 00:54 | comments(0) | - |

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