Le Chevalier du Lion d'Or

ル・シュバリエ・デュ・リオンドールで起こる日々の出来事・・・
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rumeur
 

ああ……

サリヴァン様が、血を吐いて亡くなられたなんて……

――元気だったのに……
   普通にお酒を飲んで……
   なのに……

アルヴァ様の言葉が頭の中で蘇る。

そんな…まさか…
そんなはずないわ…


振り切ろうと首を振っても、その言葉は消えるはずもない。
手が微かに震えているのがわかる。
胸が締め付けられ、激しく鳴る。


――どうやらこのところ、父は体調が優れない様子……
   知り合いの医者に調合してもらったものだ……


まさか、あの薬は……

いいえ、でも、このところサリヴァン様の体調がよろしくなかったのは、事実……
ただの偶然だわ……
原因だって、まだわかっていないのですもの……
きっと……


――ヴィヴィアンとの結婚は、最初から計画に練りこんであった。
   
   君に伝える必要はないと思ったんだ。



あの方の言葉が、やけに静かに、けれど一際大きく、脳裏に響き渡る。


違う…
違うわ……

あの方は…
ダニエル様は、そんなことするような方ではないわ…!!


――君ならわかっているんじゃないか? 兄上の言うことが、事実かどうか……


ああ…

何を信じたらいいの。

私は……
私は…………



| 秘書 ブリジット・マリヴォンヌ・サルトル | 06:30 | comments(0) | - |
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