Le Chevalier du Lion d'Or

ル・シュバリエ・デュ・リオンドールで起こる日々の出来事・・・
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「ダニエル様、ル・シュバリエ・デュ・リオンドールからお手紙が届いております。」

秘書のブリジットが差し出した一通の手紙。
別邸に住むようになってしばらく経ったが…リオンドールで何かあったのだろうか。


**********


「…下らないな」

手紙を読み終えて思わず漏れた言葉を聞き、ブリジットは怪訝そうに手紙を覗きこんだ。

「これは…、アルヴァ様の誕生日パーティーの招待状、ですか?」

急を要する内容でもなければ、父上の相続の件を匂わすような文面も特に見当たらない。
一体、ヘンリーは何のつもりでこんな招待状を寄越した…?

「…チッ」

…無意識に漏らした舌打ちの音に、自ら驚いてふと顔を上げた。
そこで見たものは、そんな私と同じか、それ以上に驚きの色を浮かべたブリジットの顔だった。

父に代わりこなしている公務が回らないわけではない。
それはリオンドールにいた頃も現在も変わらない、はずなのだが。

「…そんな顔をするな、ブリジット」

「いえ…。」

何か言いたげな彼女の顔を見ると、溜め息混じりに苦い笑いが込み上げてきた。

すまない、『これ』の返事を出しておいてくれるか?

そう言って手紙を手渡すと、彼女も私につられてか、何とも言えない笑みを浮かべた。


「…フッ」


そうだな…、
じゃああとは…いつものブーケロワイヤルを。
| 長男 ダニエル・ブラッドリー・ドーソン | 15:00 | comments(0) | - |
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