Le Chevalier du Lion d'Or

ル・シュバリエ・デュ・リオンドールで起こる日々の出来事・・・
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Malars


外を激しく濡らす雨は、ダニエル様の邸宅の中ではとても静かに響いていました。

あちらに居たのが随分と昔のように感じるのに、
ル・シュバリエ・デュ・リオンドールはちっとも変わってはいなくて。

ですが、久しぶりにお見かけしたアルヴァ様は、以前とは随分と違うお姿で、それはもう驚きました。

そう……小さい頃に、学園の寮母だった母が作ってくれた
ふわふわのメレンゲ菓子のようで……

ふふ、今思い出すととても愛くるしいお姿……


けれど、思い出されるのは愛くるしいアルヴァ様だけではなくて。


『自己管理能力の著しく低い人間』


実のご兄弟だと言うのに、ダニエル様から紡ぎ出される言葉はとても厳しくて。

いえ、実のご兄弟だからこそ、なのでしょうか。

そこにはまるで、お父様のサリヴァン様よりも前から
ドーソン家に伝わる重厚な格式のようなものが隠されているようで……

ご自身にも厳しいダニエル様……


ですが

それでは

あまりにも……


ふと窓の外を見上げると、
いつの間にか黒く厚い雲の隙間から、光が射し込んでいました。


ダニエル様のお心にも

どうか晴れ間が

安寧が訪れますように……
 
| 秘書 ブリジット・マリヴォンヌ・サルトル | 18:00 | comments(0) | - |
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